【データ】
■場 所:三重県亀山市 亀山市関宿伝統的建造物群保存地区
■時 代:江戸時代後期 慶応元年(1865) ※平成8年修理
■採 集:2021年10月6
東海道五十三次の宿場町 関宿の中央部にある「旅籠玉屋」(亀山市指定有形文化財(建造物))の虫籠窓(むしこまど)。
「旅籠玉屋」は、「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と歌に謡われたという、関宿を代表する大旅籠のひとつ。その正面を飾っているのがこの宝珠を象った虫籠窓である。
宝珠は“先端が尖った玉から火焔が上がる様”で、これを手に入れるといかなる願い事も適えられるという縁起物で、屋号にちなんでその縁起物を虫籠窓にした。
虫籠窓のある主屋は慶応元年(1865)の建築(棟札)。
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虫籠窓に関係する楽しそうな展示が、富田林市で開催されます。
富田林は関宿と同じく国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている歴史的な町並みで、寺内町(じないまち)として全国的に知られています。
展示を機会に、まちなみを見学されてみてはいかがでしょうか。
「特別展示 虫籠窓」
会 期:2月1日(火)~2月27日(日)
休館日:2月7日、14日、21日
時 間:10:00~17:00
場 所:寺内町センター1階展示室(旧杉山家住宅前)
お問い合わせ:重要文化財 旧杉山家住宅(☎0721-23-6117)